?> A Tribute To Jeff Beck With Eric Clapton&Friends | ジェフベックの茶飲み話サイト。

A Tribute To Jeff Beck With Eric Clapton&Friends

5月にイギリスで行われたジェフベックのトリビュートコンサートを通して見れる映像があります。何台かのオーディエンスカメラを通しで編集したブート映像だと思いますが、音も映像も鑑賞に耐えるクォリティ。
通して見るとYutubeで曲ごとに断片的に見ていたのとはかなり違う印象。演奏も演出もとてもちゃんとしていて、ヨレヨレのは一部だけでした。
デレクトラックスは、Good-by Pork Pie Hatのイントロをジェフベックのニュアンスも含めて、きっちりコピーしてリスペクト感を出していた。

ひとグループの演奏が終わってメンバーが入れ替わるときの幕間のムードも期待感が盛り上がっている感じで、会場の空気が伝わってきます。

ロッドがでてくると会場は一気に沸き、舞台が一気に華やかになります。謳いながらのジェスチャーや歌っていない間も戯けていて、さすがフロントマン。ロッドって、歌い出すまでマイクを遠いところに離しているんだなって変なところに目が行きました。

ロンウッドは、第一期ジェフベックグループの曲、Rice Puddingでは、当時のようにベースを弾いたり、他の曲でも使ったことがない黒のレスポールでジェフベックイメージを真似たりと、ジェフベックをしのぶパフォーマンス満載でファンとしてはグッときます。
一番最後は、ジェフベック自身も好きだったGoing Downを全員で。なんと10人くらいのギタリストも全員ギター弾いていました。

最後、演奏が終わって出演者もいなくなってから、なぜかジェフベックがなくなる直前の2022年12月にクラプトンと2人でレコーディングしていた「ムーンリバー」が、アニメーションと共に、真っ暗な会場のモニターに映ります。これが泣ける(笑)

それにしても、何人のギタリストが出ていたのか、まるでアンプ売り場のようなアンプの数々、数人のボーカル、いったいマイクが何本立っていたのか・・・
そして、メンバーがほとんど毎曲入れかわり立ち替わり・・・音響や振興のスタッフはどれだけ大変だったのでしょう。
なのに、会場の出音は、どのギターもボーカルも楽器それぞれクリアに聞こえるし、素晴らしい。

それと出演者がみんな本当に楽しそうにやっています。みんなを笑わせていたジョークの内容が分からないのが寂しい(笑)
ジェフベックは、本当にミュージシャン仲間に愛されていたのだなあと思いました。

オフィシャルって出るのかどうか分かりませんが、ブートでも見る価値はあると思います。