ちょっと黒っぽくやんちゃになったリズム隊がうれしかった。
あの、ナラダマイケルウォルデンが一緒なんて夢みたいだった。
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ベックファンにとって、ナラダマイケルウォルデンといえば、あの、WIREDの1曲目、Led Bootsの壮絶なドラミングで神格化されているといっても過言ではないでしょう。
実際、以後のジェフベックのライブでも、Led Bootsであのアルバムを超えた迫力の演奏はないと言えます。それくらいすごい。
特に、4ch盤のWIREDではミックスが通常版と違っていて、ナラダさんのドラムが間近に聞こえて、さらにベックのギターも通常版ではほとんど聞こえない左チャンネルのバッキングが、ガンガン聞こえて、興奮倍増です。
話がそれましたが、そのナラダさんが来るというので、めちゃめちゃ楽しみでした。
ところが、このツアー直前に、第二期ジェフベックグループのTVのBeat Clubの映像(背景がブルーのヤツです)が5曲分出てきて、その衝撃は、ジャパンツアーを凌駕するほどでした。
第二期の映像は、このBeat Clubの完成盤のDefinitely Mybeしかありませんでしたがら、おどろきもものきですっかり興味がそっちにいってしまいました。
とはいえ、私は、大阪公演(尼崎アルカイックホール)と名古屋公演を見ました。
昔から、なぜかジェフベックのジャパンツアーは名古屋が良いという伝説があり、その伝説通り今回も名古屋だけしか演奏されない曲がありました。Freeway jamです。
もう定番中の定番ですね。なんとそれを名古屋しかやってないんです。
ナラダさんの叩くFreeway jamが見れたのは貴重ですね。
この時のベースはロンダスミスで、ビニーカリウタとタルウィッケンフェルドのリズム隊に比べて、黒っぽくてやんちゃな感じがしました。
個人的には、こっちの方が好きです。ジェフベックにあっているように思いますね、
直前にリリースされたアルバム「Emotion&Comotion」と過去のものから演奏されました。
レスポールが亡くなったので、レスポールに捧げるHow High The Moonが見れたのもうれしかったですね。レスポールを持つジェフベックというのは、BBA以来です。
大阪公演は2回あって、その1回は、尼崎のアルカイックホールなんて珍しいところでした、大阪市内があいてなかったんでしょうか。
とはいえ、アルカイックホールはオペラなども上演される音響の良いホールです。私の娘もヤマハの発表会で使ったことがあり、ジェフベックと同じステージに立ったのだなと、変で小さい感動がありました。
セットリストは忘れてしまったので、友人に聞きました。
<名古屋>
・Eternity’s Breath – Stratus
・Corpus Christi Carol
・Bass Solo by Rhonda Smith
・Led Boots
・Mna Na h’Eireann *Serene
・Hammerhead
・People Get Ready
・Rollin’ & Tumblin’
・Never Alone
・Big Block
・Over the Rainbow
・Blast from the East
・Angel
・Dirty Mind
・Brush with the Blues
・A Day in the Life
Encore1:
・How High The Moon
・Nessun Dorma
Encore2:
・Freeway Jam
・Cause We’ve Ended as Lovers