2022年に大阪梅田でジェフベックトリビュートライブが開催され、私は第二期ジェフベックグループのカバーバンドで出演しました。ジェフベックという名前は有名ですが、一般的には主にBBAあるいはBlow By Blow以降のソロのイメージで、第二期ジェフベックグループを想起する人はよほどのマニアではないかと思います。そこで、そんな世間に向けてfacebookで第二期ジェフベックグループの魅力を啓蒙するシリーズ投稿をしたというワケです。その内容を若干編集してここに再掲載します。
”ジェフベック”という名前は知っていても、第二期ジェフベックグループを聴いたことのある人は極めて少ない件について。
この「第二期ジェフベックグループ」というのが、実はロック好きの人でもなかなか知られていません。もっと言えば、その前の時期の第一期ジェフベックグループには、あのロッドスチュアートやローリングストーンズのロンウッドが居たことさえも知れられていません。フェイセズのロッドスチュアートとローリングストーンズのロンウッドは、ジェフベックグループで世に出たのです。
どうしてもハードロックっぽいBeck Bogart & Appice(「迷信」がヒット)やインストルメンタルのBlow By BlowやWired(Led Bootsが超人気)以降などが有名で、それまでの活動はあまり知られていません。特に第二期ジェフベックグループはちょっと渋めというか、サウンドがガチのRock的ではないところもあって地味な存在になっています。そこで、何回かにわたって「第二期ジェフベックグループ」の紹介というか啓蒙活動をしたいと思います(^^)
- その1:「第二期ジェフベックグループ」はどんなバンドだったのか。
- その2:「モータウンへの憧れ」
- その3:「コージーパウエルの緻密なドラム」
- その4:「Charのスモーキーメディスンは第二期ジェフベックグループがモチーフ」
- その5:「ツーバスのカッコ良いパターン」
- その6:「コンサートでは演奏されなかった曲」
- その7:「Going Down」
- その8:「マックスミドルトンの功績」
- 番外編:「スティービーワンダーとの交流」
- その9:「ボーカルがいるのにあえて歌曲のインストルメンタル」
- その10:「サウンドがカラッと明るい件について」
- その11:「Definitely MaybeとFreeway Jamの関係」
- その12:「ジェフベックのスライド曲」
- その13:「ジェフベックの自己評価」
- その14:「第二期ジェフベックグループの映像」