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PHILADELPHIA FREE WAY JAM

PILADELPHIA FREE WAY JAM/JEFF BECK
TRACK1-11/MAY 2,1975 THE SPECTRUM,PHILADELPHIA
TRACK12/1976 STUDIO OUT TAKE

1.AIR BLOWER (実はCONSTIPATED DUCK)
2.SHE’S A WOMAN
3.FREEWAY JAM
4.SOPHIE(実はDEFINITELY MAYBE)
5.SUPERSTITION
6.CAUSE WE’VE ENDED AS LOVERS
7.THELONIUS (実はPOWER)
8.GOT THE FEELING
9.YOU KNOW WHAT I MEAN
10..DIAMOND DUST
11.INSTRUMENTAL(JEFF’S JAM)
12.COME DANCING

ベックならではのパーカッシブなリフに鳥肌!
ブローバイブローツアーのライブにワイヤードのアウトテイクがおまけでついたCD。SOPHYとかが曲目にクレジットされていますが大ウソで、正しい曲目は()の中です。オーディエンス録音ですが、ベックのギターが非常にはっきり聴けて鑑賞に堪えます。ブローバイブローツアーは、どのライブも弾きまくっているようですが、その中でもかなり気合いの入った演奏ではないでしょうか。ギターはまさにロックギター。ブローバイブローはクロスオーバーやフュージョンの先駆けとなったと言われますが、その手のライブでギターがフィードバックを起こすのはベックぐらいです(^^)。

全編かなりいい演奏が詰まっていますが、一番の聞き所はSUPERSTITIONのイントロ。通常より少し長く、基本のフレーズを崩して弾いているのですが低音源を使いながら非常にパーカッシブで、何とも本当にかっこいいです。しかも、途中から興奮した客が叫びまくっているのですが、ギターもそれに同調して同じような叫び声を被せて一気にバックが入ってくるという、緊張感あふれるイントロです。
いやーーーーーー、もうこのイントロだけでもこのCDの価値があるってもんです。
8のGot The Feelin’も後半のギターソロでは、スーパーフレーズ出しまくりです。前半ではコード進行間違えていますけどね。ジェフベックでは、よくあることです。エンディングのリフも弾いたり弾かなかったり、これもジェフベックでは、よくあることです(^_^;)

12のCOME DANCINGはアウトテイクということですが、これは4ch盤のミックスですね。テイクは同じですが、バランスがかなり違います。リリース盤ではほとんど聞こえないフレーズやバッキングがガガンッと前に出ていて、「おおっ」というものがあります。低音源での独特のうなりやうねりが、感動を呼びます。本当にこういうちょっとしたバッキングトラックでも手を抜かずというかアイデア豊富というか、いろんなことをしています。
2003.4.6