「Charのスモーキーメディスンは第二期ジェフベックグループがモチーフ」
Charがデビュー前に作っていた伝説のバンド「スモーキーメディソン」は、Char曰く「第二期ジェフベックグループのようなサウンド」を目指したそうです。初期(1〜3枚目)のCharの楽曲もどこかモータウン的というかスティービーワンダーの影響を受けたような感じがしないでもありません。maj7やm9などが多用されていて、ロック的なドライブ感がありながら、爽やかで華麗なスタイル、それまでのいわゆるロックとはちょっと違う感じで新鮮でした。ギターも常にコーラスがかかって、キラキラした独特のサウンドですしね。
デビュー当時のライブでは1stアルバムの「空模様のかげんが悪くなる前に」という曲を第二期ジェフベックグループの「Glad All Over」と似たアレンジでやっていて、「スモーキーメディソン」で目指したものに妙に納得した覚えがあります。Glad All Overは、ロックというイメージからは遠い感じがしますが、随所にツーバスを入れてくるコージーのドラムやあくまでペンタトニックでゴリゴリ行くジェフベックのギターはロックと言えるのかも知れません。