ハリウッドボールでのジェフベックとロッドスチュアート。

多少の違和感を感じるものの、やはりこの2人が一緒にやっているのを見るのはうれしいし、Blues Deluxは、まさに第1期ジェフベックグループ。

ロッドスチュアートが、ジェフベックのバンドのボーカリストで世に出たということを知っている人は、洋楽ファンでも意外と少ないのではないかという気がします。

2019年はジェフベックとロッドスチュアートがリユニオンということで事前に盛り上がりました。9/27ハリウッドボウルでの公演。リユニオンと言っても、実際はハリウッドボウルでのロッドのコンサートに余興的にジェフベックがゲストで共演という感じでした。
ロッドの歌の演奏が全部終わってからジェフベック登場で5曲。
なんか期待したのとは違うんだよねえって感じはしましたね〜。

1984年にも同じようなことやったのですが、そのときはもっと若くて状況も違って(ロッドのInfatuationという曲にベックが参加しPVにも出演した。本当はロッドとツアーを回る予定だったのが、ロッドの曲が多いとか何とか言って途中で降りた)いてなかなか良かったし、2年ほど前にジェフベックのコンサートにロッドがゲスト出演したときはとってもうれしかったのだけど。

やはり「ベックのコンサートにロッドがゲスト出演」というのと「ロッドのコンサートにベックがゲスト出演」では少し趣が違うのでした。

後者は、バンドが「ロッドのバンド」なので、ベックのギターは異端者であり、完全に余興的なのですね。
前者は、ロッドは昔はベックバンドのボーカリストということで異端者ではないという、捉え方だけの問題かも知れませんが、心情的には全然違ってしました。実際、ロッドバンドで第1期の曲を演奏してもバック人は「ロッド用」の個性の人ですから、「ベック用」に集められたベックバンドとは自ずと違ってきます。

自分の歌を散々歌った後ということもあるでしょうが、加齢も相まってロッドはあまり声が出ていませんでした。もちろん、若かった当時とは比べるのが酷というものでしょうが。そのためかピープルゲットレディは、キイを1音落としてあって、ベックは元キイのままで弾いて音痴になってしまったり(笑)

しかしまあ、ベックは相変わらずの変態なギターで、ロッドとのコンビネーションは当時を彷彿とさせる感じがした喜びはありました。
特に最後のBlues Deluxは、最後で息が合ってきたのか本当に第1期当時を彷彿とさせるものでした。
これを見ると改めてジェフベックのギターは、第1期の頃から何も変わっていないのだということに気づきます。
もちろんピックを使わなくなったり、フレーズや音のバリエーションは広がっていますが、ロッドの歌の合間に、入る独特の合いの手は、当時のままといっても過言ではない、うれしいものでした。

しかしながら、当時とは違って、ロッドとベックは、もう全く違う道を来たのだなと言う感はありますね。なので違和感は仕方ないかもしれません。

ロッドにロンウッド、ベックに同世代のドラマーでバンドとして1回で良いので当時の曲と当時はやらなかった曲をやって欲しいというのは、シニアファンの懐古趣味的な願望か。

これを見にいった友人によると、ロッドはかなり腰を痛めていたようで、最初コルセットをしていたようです。そりゃ、歳だもんねえ。考えたら、よくやってますよ。

この二人が一緒にやるのを見れるだけでうれしいというのはあります。ホント、よくやってくれました(^^)/
2019.10.3