ジェフベックのスライド曲
スライドの名手と言えば、今ならデレクトラックス、昔ならデュアンオールマン、ジョニーウインター、ライクーダーなどなどがあがってきますが、ジェフベックは上がってこないんです。
しかし、ジェフベックはスライド奏法の名手であり、ヤードバーズの頃はスチールギターでブルースをやって「スティールドベック」というニックネームさえありました。
実は第1期から現代に至るまで随所でスライド奏法が聴けるのです。ベックの場合は、例外を除いて1曲通してスライドというのはなく部分的に使うのが特徴です。
第二期ジェフベックグループでもスライド奏法が聴ける曲は多いです。
Got The Feeling
Short Business
Jody
Tonight I’ll Be Staying Hear With You
I Can’t Give Back The Love I Feel For You
Going Down
Definitely Maybe
なんと7曲もあります。
スライド奏法と言っても、ジェフベックなので普通には弾きません。
スライドバーをピック代わりにしてメロディを弾いたり、弦をこすって変な音を出したり、あるいは、弦をまたがる和音をスチールギターのスラント奏法を使ってだしたりと、手変え品変えいろんな表情をつけます。フレーズが早くて音程が正確なので、スライドだと分からないものもあります(意味ない? 笑)
なので、スライドの名手として名前が挙がってもおかしくないのですが、そんな話は聞いたことがありません。
ともあれ、数少ないほぼ全編スライドの曲「Short Business」
<Short Business>