?> yokota | ジェフベックの茶飲み話サイト。

渋谷陽一さんのジェフベック。

2025年7月14日にロッキングオンの渋谷陽一さんが亡くなられました。昭和生まれのロック世代で渋谷さんのFMを聴かなかった人はいないんじゃないかというほど、みんな渋谷さんのDJに育てられたと思います。
NHK-FMの「ヤングジョッキー」の頃はちょうどジェフベックがワイヤードやヤンハマーグループとのライブを発売した頃で、ジェフベックが一番脂がのっているときと言えると思います。そんな時期に渋谷さんもDJで盛んにジェフベックのことを語っていて、私も毎週ワクワクしてFMを楽しみにしていました。

そんなFMをエアチェックした中に渋谷さんがジェフベックの外国人によるインタビューを解説している音源があり、それを要約した内容を本サイトに載せています。
音源が出てきたら、それもアップしたいと思っています。
インタビューは第二期ジェフベックグループの通称オレンジアルバムを発売した直後とのことで、1972年の5月辺りじゃないかと思います。

その頃、ジェフベックはアルバムの「Highways」を音楽史に音楽誌に酷評され参っている一方で、憧れのスティービーワンダーとのセッションが実現するかしないかの頃。また、そのスタジオの現場でカクタスをレコーディング中だったカーマインアピスとティムボガートに会い、BBAの構想を再燃させている頃だと思います。

第二期ジェフベックグループについてのインタビュー

 

ビーチボーイズのブライアンウイルソンが死去。

https://amass.jp/183132

ロック界のレジェンドが次々になくなりますね。ジェフベックは2013年にブライアンウイルソンとジョイントツアーを行ったことがあります。意外な組み合わせだと思いましたが、生きてきた時代は同じですね。関係ありませんが、キャロルキングは同時代のヒットメイカーとして盟友としており、「分数コードを多用し始めたのは私とブライアンウイルソンだ」と自伝に書いています。

ジェフベックもリスペクトしたスライ・ストーンが死去。

スライ&ファミリーストーンのスライ・ストーンが死去したそうです。
ジェフベックは、第一期ジェフベックグループの頃、あのウッドストックへの出演依頼を断りました。メンバー間がギクシャクしていた頃で、ジェフベック曰く「このバンドの状態で、スライと同じステージは立てない」。後年、日本を皮切りに行ったエリッククラプトンとのジョイントライブなどでスライの「I Want To Take You Higher」を演奏していました。

ファンクミュージックのパイオニア、スライ・ストーンさんが死去 82歳

土屋昌巳、ミックジャガーのソロアルバムとジェフベックを語る。

土屋昌巳さんがいろいろなミュージシャンと交流したエピソードを長時間話していて、ロック好きには興味深い話が満載です。50:24くらいからミックジャガーのソロアルバムの話がありますが、そこでジェフベックの話が出てきます。ミックとのエピソードやShe’s The Bossでのジェフベックの演奏についても話されています。

*管理人の私は、学生時代「大橋純子&美乃屋セントラルステーション」のコピーバンドをしていたり一風堂のデビューコンサートに行ったりと結構土屋昌巳体験があって大好きなギタリストなのでした。

ジェフベックのベスト盤的CDについて

『ザ・ベスト・オブ・ジェフ・ベック〜エピック・イヤーズ1971-2003』が2025年2月5日発売

ジェフベックの死後、忘れ去られてしまうのかと思いきや追悼イベントやCDの発売がされて、まだまだ人気がある(マーケットがある=商売になる)のだなと思いました。
でも、若いロック好きに聞くとジェフベックを知らない、名前を聞いたことはある程度の人が大半な様な気もして(あくまで個人の体感)、こういうベストを買うのは、昭和生まれで「そういやジェフベックってちゃんと聴いたことなかったなぁ」という人なのかなあと思ったりもします。

なかなか難しいのは商売の壁です。このソニーのCDも結局のところエピック時代のアルバムからしか選べないわけで、ジェフベックのキャリアにおいて重要なヤードバーズや第一期は入って居らず、それで「ベスト」なのかとなってしまうのですが、それはまあ大人の事情で仕方ない。

このCDでは、話が第二期ジェフベックグループから始まるので、「ロック」という面からはかなり異端なサウンドではあります。逆にそういうことから、レッドブーツやフリーウェイジャムなどインストのいわゆるジェフベックイメージではないジェフベックを知ってもらうには良いとも言えます。

これも個人的体感ですが、ジェフベックかっこいいと思う人の多くがレッドブーツやフリーウェイジャムなどのインストのイメージではないでしょうか。

ましてや第二期ジェフベックグループなどはマニアしか知らない時期ではないのかなと思ったりもしますが、セッションで「Going Down」をやるぞ〜ってなると第二期ジェフベックグループのアレンジだったりするのでそれなりに有名なのかと思ったりもします。

1971年頃だとジェフベックは26歳くらいでそこからThere And Back、あるいはGuitar Shopくらいが年齢的に一番脂がのっていた時期ではないかと思います。最も実験的にいろいろなことを探求していた時代です。そういう面ではこのベスト盤2枚の75%くらいがその時期の曲なので若きジェフベックのエネルギーを感じることができるかも知れません。

収録曲を選んだ人は苦労したでしょうね。第二期ジェフベックグループでアイスクリームケーキがなくてハイウェイズが入っているのはある面このバンドの本質を突いていて渋いところ選んだなぁと思います。受けが良いのはアイスクリームの方でしょうしね。
BBAライブのプリンス/ショットガンはいい選択だと思います。この演奏には当時のジェフベックの要素がぎゅっと詰まっている。もちろんジェフズブギーもですが。という風に見ていくとなかなか良い選曲ではないかと思います。シーズアウーマンも入っていますしね。なかなか渋いところも入っています。

ハイレゾ配信のジェフベック。

Qobuzというハイレゾの有料配信サービスをご存じでしょうか。
このサービスでジェフベックの音源も配信されています。ブートレグなどの音源も捨ても良い音で聞けます。


この中でおすすめは1975年ブローバイブローツアーの5/9の音源です(画像は下)。FMラジオで放送されたらしいタイトルがついています。
音も良いですが演奏も良いです。

4/24からスタートした北米ツアーの14公演目ですが結構間違いまくってます(笑)そこはご愛敬。しかし、ロックから一転、インストスタイルでのライブが新鮮なのか自由奔放に弾いています。この演奏がノイズのない良い音で聴けます。FM放送だからライン録りです。

このツアーは3フェーズに渡って行われ、最後の7/30ホノルル公演の後、8/3に日本にやってくるわけですね。
7/30の公演でアマに打たれて風邪を引いてしまい、そのまま日本に来て調子が悪く、熱が出て京都と仙台の2公演をキャンセルしたと言われていますが、他の理由だという噂もあります(Jeff’s Bookには病気でドクターストップがかかったと書いてある)。

そういう時期のライブですので、ワールドロックの演奏よりいろいろなところが少しばらけていて、その辺も面白いです。

ジェフベックのギターや機材がオークションに。

https://amass.jp/179284

売っちゃうんですね〜。

奥様のサンドラさんのメッセージ
「これらのギターは夫にとってとても大切なものでした。夫が亡くなってから約2年が経ち、夫の希望通り、それらを手放す時が来たと思います。熟考の末、私はそれらを分かち合い、演奏され、再び愛されるべきだと考えました。
手放すのはとてもつらいですが、ジェフがこの愛を分かち合うことを望んでいることを私は知っています。。彼はその道の巨匠でした。このギターを手にする未来のギタリストたち
が、このギターを演奏した天才に近づけることを願っています」

ジェフベックらしいかも。

★オークションのリンク

https://www.christies.com/en/events/jeff-beck-the-guitar-collection/what-is-on#highlights

6月24日はジェフベックの誕生日でした。

ジェフベックが突然亡くなって早2年です。元気なら80歳。僕たちが若い頃に憧れたレジェンド達がこんな年齢になるなんて想像しなかったですね。自分も歳をとるはずです。

ロックという音楽が生まれてからも半世紀以上になります。その黎明期から現在に至るまで第一線で活動しているRolling Stonesは本当に凄いですね。
ミックは、ずっとジェフベックにバンドに入ってほしかったようですが、合いませんわね(^^ゞ

ジェフベックの誕生日に合わせてイギリスまでお墓参りに行った友人がいます。結局お墓自体は私有地の敷地内なので、お墓自体には行けなかったようで残念だったようですが、もうひとつイギリス国内でのジェフベックの不人気さに驚きとやるせなさを感じたようです。
HMVなどではジェフベックのレコードを一枚も置いていないそうで,
指名別タグすらないということでした。

ご本人も国内では人気がないと言っていたようですが、それにしても・・・・です(T-T)
アメリカと日本だけで人気があるようですね〜。う〜ん、不思議というか、やるせないというか、やはり特殊なのでしょうか。

それから考えると、人気者のジェニーデップとツアーに出ることは、ジェフベックの存在を知らしめる上でとても重要だったのかも知れません。また、ジョニーデップも大好きなジェフベックの魅力をみんなに知らせたいという思いもあったのかも知れません。

そういえば、私もこのホームページを始めるきっかけは、1998年当時、空白の10年間の中でジェフベックの存在が忘れられているという思いからでした。

なくなってしまうと本当に世間からジェフベックが忘れられてしまいそうです。これからもジェフベックの情報を発信していかなければと改めて思う次第です。
日本国内では、なんとジェフベックの全アルバムがLPレコードで再発売されるそうです。Who Else!以降はCDしかでていないと思うので、それをLPで聴くのは面白いかも知れません。

アナログ盤発売の情報

葬儀の時の模様  その1 その2

LiveでのManic Depression

ジェフベックがこの曲をライブで演奏しているのは珍しいんじゃないでしょうか?どこかでやってましたっけ?(※) 何かのチャリティコンサートでしょうか。リハーサルっぽいですね。メンバーは誰なんでしょう。ボーカルはロジャーテイラーか?

どうってことないフレーズを弾いても心に残るというか説得力のある演奏というか、要所要所カッコイイですね。

※2005年の来日公演でも演奏していたとご指摘をいただきました。

スタジオ盤はこれ。こいつがすごい!!

ジェフベックは天才ギタリストなのか?

メディアの記事などで「天才ギタリスト、ジェベック」と言う表現を目にするたびに、なにかしらの違和感をおぼえるのです。

天才?・・・たしかに天才的な発想かもしれない。しかし、技術的には決して天才というレベルではないと思うのです。技術的にもっと上手いギタリストはいくらでもいます。昔はよくミスっていたしね。そんな天才はいないだろうって(笑)

天才というと、ジャンゴラインハルトとか、ギタリストではないけどジャコパストリアルとか、ビレリラグレーンとか、スティービーワンダーとか、ポールマッカートニーとか、すべてを超越した普遍性を持つような存在ではないかなあと思います。

ジェフベックは、すべてのギタリストを超越した場所にはいませんね。むしろ、まったく別の場所にいるという気がします。なので、異才?変才?そんな感じなのかな。でも異才という表現ではジェフベックの変態さの表現には弱い。変才かな。

別格という言葉もよく使われていましたが、別格は納得がいく。全然違う場所にいるという感じ。ただし、その別の場所が、上下ではなくて横にも違う場所。だから斜め別格か?

ジェフベックは現状のギタリストの延長線上にはいないと思います。だから上下ではない。斜め上にいるというか、太陽系の星なのに銀河系にあるみたいな(笑)う〜ん、良い表現が見つかりませんが、斜め変才でしょうか。

ジミヘンは天才なのかな?あの宇宙人のような存在もやはり天才とはまた違う気がします。

畑はちがいますが、バイオリンのHIMARIちゃんやピアノの辻井さんみたいな子は、間違いなく天才でしょうね。あれが天才でなくて何なのか。

ジェフベックって、何才なのでしょう?
どうでもいいことですけど(笑)