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追悼新聞記事

2023年1月12日の朝、ジェフ・ベックの訃報が流れました。死因は、細菌性髄膜炎。各新聞でも大きく扱われていました。
このホームページを始めたのは「偉大な割に知名度が低い」というのが動機で、それは今でもあまり変わっていなかったのですが、意外にも大きく扱われて少々驚きました。やはり、世界のジェフ・ベックなのですね(当たり前ですね 笑)。そこで、友人M氏や身内の協力を得て新聞を集めて時系列に並べてみました。

私事ですが、そんな偉大で有名なジェフ・ベックに2009年偶然に会えてこのホームページを見せ、握手してもらえたのは、感動感激を通り越して言葉にできません。
各紙とも「ジェフ・ベックさん」と「さん」付けなのは、世間としては当たり前なのですが、ファンからすれば、なんか違う人のような気がします(笑) それと「迷信」のついては、どこの新聞も触れていないのは話が古すぎるからなのか、あれはスティービーワンダーのヒット曲としての認識が圧倒的だからか?

こうして記事を読んでいると、訃報に唖然としていたのが、やや実感を伴ってきて、あー、なくなちゃったんだなぁとしみじみ思ったりします。もう、次はどんなことをするのだろうという期待はできないのだ。誰かのアルバムに入っているというニュースを聞いてワクワクすることもないのだなぁと。

*タイトルをクリックすると拡大されて読める画面が開きます。
*英国の新聞はこちら


読売新聞(1/12夕刊)

訃報がネットで流れた当日12日の夕刊に載っています。ヘッダーにも載っているほどのトップニュース扱いです。ただ、速報として割とノーマルで全方位的な記事。配信元のソースを土台に情報を足している感じ。14日の記事が力入っています


サンケイスポーツ(1/13)

他紙も同様ですが、多くのミュージシャンに影響を与えた一例がポールというのも、ファンからすれば違和感がありますねぇ(苦笑)。一般的にわかりやすい例として使ったのでしょう。大きな見出しの「ジェフ・ベック死去」が悲しい。


デイリースポーツ(1/13)

今回見かけた中で一番大きな紙面を割き、黒バックの目立つデザインで記事にされています。
ロッドやロン・ウッド、ミックに加えて、オジー・オズボーンのコメントも載せています。最近、アルバムに入っていたからですね。矢野顕子さんのコメントが載っているのが新鮮。桃井かおりさんの話は、ネットで見て驚きました。ネットには一緒に写っている写真もありました。
ここでも「ポールら」と書かれています(苦笑)確かに親交はあったようですが。この記事で2017年のアルカイックホールが最後の来日公演だったのだということを知りました。それ行きましたよ(^^)

それと、ここに書かれている1999年の記者会見。その関係者によって撮られたビデオを見たことがあります。目のところまで垂れた前髪を触りながら(のければいいのに)結構長い時間、1時間近くかな、いろいろな質問に答えていました。
しかし、どの記事にも「迷信」のことはかけらも載っていませんねぇ。まあ、あの曲はスティービーワンダーで大ヒットしましたからねえ。


スポーツニッポン(1/13)

カラーで「細菌性髄膜炎」とはどんな病気かの説明があってよく分かります。他紙との違いはブライアン・メイ、桃井かおりのコメントを紹介。また、ウドーの高橋氏のコメントももらったギターの写真入りで紹介。編集局の熱いコメントも。


日刊スポーツ(1/13)

カラー写真に「急死ジェフ・ベック」の大きな見出しが踊るのが悲しい。見出しの下には1975年ワールドロック 後楽園の写真が使われています。唯一スティーワンダーとの取り組みにも触れています。本誌も病気の説明入り。著名人のコメントも写真入りで。


中日新聞(1/13)

地元の名古屋市公会堂の話が載っています。他紙の記事と内容が似ているので、ニュースの配信元のソースを土台に書いているのでしょうね。
ポールの話は、配信元がそうなっているのかも。ピックのくだりもそうなのでしょう。ファンからすると「昔は使っていたのだけど」と思いますが、野暮なツッコミは言いっこなしで(笑)
ちなみに余談ですが「世界三大ギタリスト」の見出しがありますが、ベック、ペイジ、クラプトンを三大ギタリストと呼んでいるのは日本だけだそうです。


東京新聞(1/14)

本編の記事は標準的ですが、湯川れい子さんのコメントを掲載。また、別の記事では街頭での取材をもとに音楽の聴き方の変化など社会現象に触れた興味深い記事内容。さらに関連記事としてギブソンの倒産や雑誌の休刊、サブスクなどに触れ、音楽の聴き方の変化を紹介。最後のデスクメモを読むと記者さん自身がかなりのジェフ・ベックファンであることが分かる(^^)



読売新聞(1/17)

「ハードロックの先駆けになった」と重要なポイントを押さえてくれています。二期のバンドやフラッシュの駄作な部分もさらっと触れながら音楽的変遷が紹介されています。この記者の方は3回取材したことがあると書かれているだけあり、ジェフ・ベックのことを的確に把握されていますね。最後まで読むとジェフ・ベックの話ではあまり出てこない見出しの「幸せな音楽人生」の意味がわかります。一般の方が読んで、ジェフ・ベックってそういう人だったのだと理解するには的確な記事ではないでしょうか。


産経新聞(1/18)

独自の記事で「ハードロックの手本」や「ジャズやフュージョンではなく、あくまでロック」と重要なポイントを押さえながら紹介されています。ウドーの相談役のコメントが載っているのも来日の臨場感がありますね。野村のよっちゃんのコメントも載っています。


中日新聞(1/18)



朝日新聞(1/23)

野口五郎さんのメッセージが載っています。若い世代の方はご存じないと思いますが、野口五郎さんは、元アイドル歌手で当時は郷ひろみ、西城秀樹とともに「新・御三家」と呼ばれて、最近で言えば、SMAPくらいの人気があった人です。そのアイドル時代からギターには凝っていて、ご自身でスタジオを持ち多重録音などをされていたのです。
荻原健太さんが「未完成な楽器の隙間を可能性に変えた」とコメントを寄せています。


神戸新聞(1/23)

このデスクの方もジェフ・ベックのGuitar ShopのCD持っているんでしょうね。ジョーサリトリアーニの言葉を紹介しています。

神戸新聞(3/27)

追想メモリーという枠で、おそらく再掲載記事だと思います。