これは聞くべきと言うより少しマニアックな内容になりますが、ギター好きの方にはお奨めです。
当初ORANGE ALBUM WORKING TRACKというタイトルででていた通称「オレンジアルバム」のトラック別の音源です。完全に1つの楽器のトラックではありませんが、ミックスの途中のものだと思われます。通常版では、ミックスされて聞こえないギターが手に取るように聞こえます。面白いのが、結構テキトーな弾き方に聞こえるところです。あるいは、進行を間違えていたりします。しかし、それがOKテイクになっているのも面白いです。また、非常にタッチが軽いというか弱いのが分かります。しかしテキトーに弾いているようですが、メリハリの利いた演奏で。これらがミックスされるとああなるのだ〜という感慨があります。
これを聴くと1テイクか2テイクくらいでレコーディングされたんじゃないかという気がします。随分粗いと言えば粗い演奏ですが、ノリ重視なのかもしれません。海外はそういう感じだとよく聞きますね。
作業途中のテープではありますが、テイク自体の違うものはありません。完成品と同じテイクです。
ジェフベックのギターのリアリティという面でお奨めです。これも編集されたCDが違うタイトルででていたりするので曲目をチェックして吟味してください。
ORANGE ALBUM WORKING TRACKには、このほかに貴重なライブ音源も収められています。このライブ音源は、別のタイトルでライブだけのCDもあったりします。ヘルシンキともう1ヶ所のライブです。Jody/Ice Creamがメドレーで演奏されていたり、I’ve Been Usedという珍しい曲を演奏したりしています。サウンドボードですが音質のバランスは悪いです。曲目等はこちらをご覧ください。>>>