レイ・ゴメス
RAYMOND GOMEZ

スタンリークラークのアルバムで妙にベックっぽいギターを弾いている人、それがレイモンド・ゴメスです。この人の経歴はよく知らないのですが、ロック魂を持ったジャズの人という感じです。枯れたいい音のするストラトを弾いていて、ピッキングやチョーキング、ストロークなどはもうロックのフィーリングなのですが、複雑なスケールを多用したソロなどは、ああジャズだ、と思わせます。その辺のロックとジャズの混ざり具合がとてもいいのです。いまは、何をやっているんでしょう?もっと活躍してもいい人だと思います。

このアルバムはたぶん初のソロアルバムだと思います(残念ながら廃盤)。ジャズの人といいましたが、このアルバムはロックアルバムという感じです。ドラムは、全編ナーラダマイケルウォルデン。いろんなタイプの曲が入っていて楽しめるのですが、イチオシはSide-1 の3)です。曲想は違いますがリズムはベックのSavoyと似ています。結構長い曲ですが、いい間をもったパッセージやソロが目白押しです。この曲を聴くとジャズの人だと分かります。そして、これに続く4)も”ベック調の”スピード感あふれるシャッフルで、ベックを早引きにしたような豪快な演奏が聴けます。ナーラダさんのドラムも(音がイマイチですが)バシバシ飛ばしています。

このほかにもスタンリークラークのアルバムにはほとんどは入っているのではないでしょうか。スクールデイズ、ロックスペブルスアンドサンド、プレイフォーユーなどでかっこいい演奏が聴けます。