ジョンマクラフリン

 ひょっとしたらレスポールの次に影響を受けたギタリストが、ジョンマクラフリンではないかという気がします。Blow By Blowはジョンマクラフリンの影響なくしては生まれなかっただろう。実際スキャッターブレインなどは、もろマハビシュヌオーケストラ(火の鳥とか)という感じです。その後もベックは、ヤンハマー、ナーラダなどとマハビシュヌ人脈との交流が深くなっていきます。エフェクターなどにも影響が見られ、Wiredの「Sophy」やその次のLive With Jan Hammer Groupの2曲目「Earth」などで聴かれるフリケンシーモジュレーターなどは、マクラフリンそっくりのサウンドです。

 ジョンマクラフリンという人は、あまりに幅広くて私なんかほんの一部しか知らないんですが、それでもエレキからアコースティックまで、しかもオーソドックスなジャズから革新的なものまで実にいろいろやるオッサンです。見かけは普通のサラリーマンみたいで全然アーティストの匂いなんてしないんですが、やはり人は見かけだけでは判断できませんね。

 影響を受けただけでなく実際に交流があったようで、Blow By Blow発売後のツアーは、マハビシュヌオーケストラと一緒だったりし、壮絶なギターバトルを繰り広げたりしているようです。マクラフリンは、スタンリークラークとも親しかったようなので、その辺からベックとスタンリーのラインもでてきたのでしょうね。

 最近では、「PROMISE」にジェフベックが1曲参加。



「ELECTRIC GITARIST」

SIDE 1
1)NEW YORK ON MY MIND
2)FRIENDSHIP
3)EVERY YEAR FROM EVERY EYE
SIDE 2
1)DO YOU HEAR THE VOICES THAT
2)ARE YOU THE ONE? 3)PHENOMENON;COMPULSION
CBS SONY

 上のアルバム「ELECTRIC GITARIST」は1978年くらいにでたソロなのですが、サンタナやスタンリークラーク、トニーウイリアムス、ビリーコブハム、ジャックブルース等々が参加し、非常に多彩な演奏が詰まっています。CDでも出ていると思います。

 どれもがいいのですが、特筆すべきは2曲。まず、サンタナの参加したA面2曲目の「Friendship」は、タイトル通りとても暖かい感じの曲で、サンタナのメローで快活なソロがとてもいいです。2つめは、ジャックブルースがベースを弾くB面の2曲目「Are You The One」。これはオートワウを非常に微妙に巧妙に使った絶妙の演奏です。すごいのひとこと。こんな風にしかもこんなに効果的にオートワウを使うギタリストは聴いたことがありません。この人はベックと並んでエフェクターをとてもうまく使う人です。

マハビシュヌほか数枚聴きましたが、私はこのアルバムが一番好きです。スリリングな面と、とても優しくて暖かい面があり、見た目通りのこの方の人柄が出ているんじゃないかなと感じさせます(本当は、どんな人なのかは知りませんが)。


「INNER WORLDS」
MAHAVISHNU ORCESTRA
COLOMBIA

ドラムは、ナーラダマイケルウォルデン。いわゆるジャズロックの演奏で、革新的な演奏が詰まっており、ジェフベック的なところもいっぱいあります。2曲目「MILES OUT」でフリケンシーモジュレーターのかっこいいサウンドが聴けます。10曲目なんかもジェフベックの「WHO ELSE!」に反映されているような・・・。