2014年 JAPAN TOUR
日を追うごとに新曲が追加されていきました。
ジェフベックの実力はますます増してはいるのですが・・・

コンテンツの更新がとにかくおざなりになってしまって、春のライブ感想を今頃(秋)書いているのかという状態です。

さて、2014年の来日ですが、今度こそ新譜が出るでると言われながら結局でずに、直前に申し訳のような3曲CD「YOSOUGAI」だけがでて、ジェフベックはやってきました。
2008年頃にマネージャーが替わってから精力的に活動をしています。
今回のメンバーは、ベースが前回も来たロンダスミス、ドラムがジョナサン・ジョセフ。そして、キーボードではなくGODINのMIDIギターを駆使するニコラス・メイヤー。もうひとりバイオリンのリジー・ボールは直前に不参加が発表されました。放射能汚染を懸念してじゃないかとか言われましたが、真相はどうなんでしょう。

今回私は、尼崎、名古屋、大阪と見ました。

1998年以降のジェフベックの演奏形態は、それまでと違って、バックとジェフベックになってしまったんですよね。それまでは、ジェフベクは同等のメンバーのひとりだったのだけど。
要するにバトルというか、演奏中にインスパイアされる相手がいなくなってしまった。それがために、ジェフベックのギターのスリル度はかなり下がってしまいました。フロントでジェフひとりが頑張って弾いているという状態です。確かに技術は向上しているし(ミスがとても少なくなった)、音はすごくキレイだし独特のフレージングだし、独自の世界を構築しているのだけど、あの、かつての鳥肌が立つようなスリルはないです。それは、インスパイアされる相手がいないからではないでしょうか。
かつては、相手にインスパイアされて、ジェフベックもどんどん高揚し、危険な領域に挑んでいく、そのスリルがあったのです。1998年以降唯一それを感じたのは、BBキングのレストランでのライブCDです。演奏は粗いですが、ジェフベックが高揚してどんどん崖っぷちに近づいていく感じです。
トニーハイマスやテリーボジオといったメンバーがジェフベックを刺激するのではないでしょうか。

1998年以降でも素晴らしいミュージシャンはいました。タルウィッケンフェルド、ビニーカリウタ、それにナラダマイケルウォルデンも来ました。
相性かも知れません。タルちゃんは、ベースだし若いしジェフベックにとってはほほえましい存在かも。ビニーカリウタは、優等生過ぎてジェフベックをサポートすることに優秀すぎました。ナラダマイケルウォルデンは、ノリがジェフベックと合っていてなかなか良かったのですが、そのころには、ジェフベックの演奏スタンスが、バックとジェフという構造になっていたのか、かってのスリルは見られませんでした。歳なのかな〜とも思います。
個人的には、そういったジェフベックのオリジナルの演奏より、イメルダメイとのロカビリーとか、他の人のアルバムに入っているのとかの方が、リラックスしてのびのびしているようで、スリルとは少し違うかも知れませんが、ベックのギターのすっとんきょうな部分の面白さが聴けると思います。まあ、ボーカルがいるというのは大きいですね。

2013~14頃のツアーでジミーホールなどが参加している演奏を聴くと、やはりボーカルとの掛け合いというか合いの手のギターが非常に良い。ボーカルにインスパイアされるのではないでしょうか。
今回の来日でもRollin' And Tumbllinのような曲は、そういうギターがチラチラでてきます。
やっぱりボーカルバンドをやって欲しい。

そうそう、ZZトップとのツアーで一緒に演奏しているヤツは良いですね、リラックスしていて。なんか、やっぱり自分のライブだと緊張するのかな?・・・何十年やってるねん!(笑)
ジェフベックは繊細な人のようなので、いつまでたっても責任感が強くて緊張するのかも知れませんね(^^)

そういう思いをいたいての今回のツアー。やはり、ジェフベックの頑張ってる感はぬぐえませんでした。しかし、メンバーとの和気藹々としたムードやドラムのジョナサンやギターのニコラス、ベースのロンダスミスの演奏もとても良かったし、良かったのですが(良かったんやんか)、う〜ん、3つの公演を聴いてもまあ、基本的にはどこも同じでした。当たり前っちゃあ、当たり前ですが。
もういい歳をしたジェフベックにスリルとかそういうことを期待する方が無理なのかも知れませんが、しかし、セッションなどでのリラックスした演奏はなんだ?あれをやってよという思いがありました。

今回、公演が進むにつれて新曲が追加されていったようですね。
YOSOUGAIの3曲もよかったです。特にWhy Give It Awayは、ジェフベックらしいファンクとロックが混じったようなドライブ感があっておお〜って感じでした。

毎回名古屋公演は、何かある、一番良いという神話があるのですが、今回は同じでした。しかも、撮影班??の外国人が客席ステージ前中央でひょこひょこ動いて邪魔でした(笑)
それと開演前に会場の裏手に行ったら、長々とリハーサルをやっていました。ジェフベックのような人でも、現場に来てリハーサルやるんですね〜
昔、某ビッグネームバンドのステージバイトに行ったときは、スタッフが楽器の調整をしただけで、まったく音出しもせず本番やっていて驚いたことがあります。

やった曲の中では、先にも書いたように、Rollin' And Tumbllinが良かったですね〜。僕は偏屈なので(^_^;)

やっぱり、僕は、ボーカルバンドやって欲しい派ですね(笑)

それから、今回驚いたのは、スマホで写真や映像を撮影しても良いとされてたことですね。会場でも、「撮影して思い出をアップしてください」などとアナウンスされていて、皆さん撮りまくっていました。

大阪追加公演の模様
Rollin' And Tumbllin
Why Give It Away
Cause We've Ended As Lovers

2014.10.21


 

■想い出のあれこれ

 

 
    
足下機材もよく見えました。 チケット持っていても並ぶ(尼崎)。