Got The Feeling

I.Ice Cream Cake
2.Definitely Maybe
3.Ainユt No Sunshine
4.Morning Dew /Going Down
5.New Ways
6.Got The Feeling
7.Out Of A Book
8.Pork Pie Hat
9.Sheユs A Woman
10.Let Me Love you
Live In London 1972


有名ブートの高品質お買い得盤。

LP盤時代から有名なブートと同内容(曲順などは様々)でたくさんでているCDのひとつ。1972年、第二期ジェフベックグループの後期の演奏です。
内容的には、「OUT OF A BOOK」と全く同じですが、ミックスのバランスが微妙に異なるのと、音質はこっちの方がかなりいいですね、クリア。ちゃんと音場も分かれており、ギター以外、特にキーボードの音がよく聞こえるのでアンサンブルとしてちゃんと聴くことができます。同内容をさんざん聴いてきた耳でも、キーボードの新たな音を発見したりします。ということは、こっちのブートの方がお買い得ですね。

このライブのギターの音は、独特のつぶれた音をしていまして、第二期のある時期、ベックはサンのアンプを使っていたそうなのですが、ひょっとしたらこれがサンの音なのかも知れません。第一期後半ではマーシャルだったと思います。

このブートはたった1年間しか活動しなかった第二期のいい演奏がいい音質で聴ける唯一のブートなのですが、こうやって改めて聴いてみるとこのバンドの素晴らしさを再認識します。
他のどの時期にもない独特のサウンドと、ベックのきまぐれで生理的なギターが、未だにどのバンドも持っていないスリルとせつなさと爽快感の入り交じった個性的な世界を繰り広げています。
ただエネルギッシュなだけでなく、本当に微妙なニュアンスが、このバンドにはあります。BBAにも第一期にもワイヤードにもブローバイブローにもない世界です。当時のベックの年齢的な(26歳前後か)ことや音楽のキャリア(まだ8年くらい)も影響しているのでしょうが、あくなき実験的な姿勢と自信に満ちあふれたギターサウンドへの挑戦を聴くことができます。

<詳細説明>
1.などは、このバンドの象徴的な曲かもしれませんが、こういったボーカル入りの曲で、どうしてこんな弾き方をしようとするのか。一般的なギタリストなら、ただ、奇をてらっているだけになってしまいます。
2.は、せつなさの代表ですね。突飛なフレーズが多いのになぜか心にシーンとくる、そんな魅力がベックにはあります。
3.歌バンドでの絶妙なバッキングの聴ける曲です。モータウン調の曲は、ベックのギターによく合います。第二期を始める前にモータウンでたくさんセッションしたらしいので、それらのブート発売が待たれます。
4.第一期の時は、静かな感じの曲だったはずなんですが、非常にエネルギッシュな演奏になっています。コージーパウエルのドラムが非常にカッコイイ。メドレーで、マックスミドルトンのピアノからゴーイングダウンが始まります。この人のピアノはあたたかくて本当にいい味をもっていて、これがまたベックのギターとよく合うんです。コーヒーとクリープみたいなものですね。古いですね、すみません。ゴーイングダウンもスタジオ盤より速くなるとちょっと印象が違ってきます。超感覚的なギターにしびれます。
5.スピード感のある演奏で、ソロの部分のワウワウのかけ方がまたすごい。ダサイとカッコイイの紙一重のところで成功しています。途中のギターとドラムの掛け合いが面白いです。
6.カッコイイドラムから始まるおなじみの曲。サブのメジャーセブンの部分に来たときのベックのギターのリラックスする様がとても心地よい。力を抜いたり入れたり、音を絞めたりばらけたり、本当に豊かな表情で演奏します。
7から9は、他のCDからの編集です。それにしてもどうして全く時期も場面もメンバーも別で無関係な曲を入れているのか理解できません。タイトルもまったく変えて。おまけに9.は大事なトーキンモジュレーターの部分をあえてカットしてあります。
10.はふたたび第二期の演奏。これも第一期からの曲ですが、アレンジはまったく別物です。このアレンジが、BBAの「LOSE MYSELF WITH YOU」につながります。