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ロンウッド自伝「俺と仲間」より

ロン・ウッド自伝「俺と仲間」より抜粋
〜ジェフベックグループに参加する経緯に関する話〜

俺はヤードバーズがリッチモンドにやってきたときは、必ず見に行って、いつだってジェフの奏法に感心していた。–中略— 彼に会ったのは、ヤードバーズ活動中のかなり最後の頃で、シェフィールドにあったピーター・ストリングフェロウのモジョ・クラブでだった。まったく、完璧なタイミングだった。バーズが終わってしまって俺は仕事を探していたので、ジェフがヤードバーズを去ると聞いて、彼に電話をした。–中略— 「これから何をするんだい?」。彼は肩をすくめてから、俺に訊いた。「一緒にバンドをやりたくないかい?」
まもなく、俺たちは彼のコルヴェット・スティングレイを飛ばしながら、でかい音で音楽をかけ、愛する音楽をお互いに聞かせあった。

バディガイ、ヴァニラファッジ、シカゴブルース、を熱心に聴き込んで、俺たちはギターでリフとフレーズを集めた。俺は創作への情熱をまったく失っておらず、次のチャンスを掴む準備ができていたんだ。俺たちは、67年の最初の2ヶ月を一緒に過ごし、ソーホーのジェラード・ストリートにあったスタジオでリハーサルを重ねてから、ツアーに出かけた。
ランナップは、ジェフ、俺、ジェフが連れてきたロデリック・デイヴィッド・ステュアートという名前のヴォーカリストと彼の選んだドラマーで、ミッキー・ウォーラーという名前のウディアレンタイプの偏執症者だった。俺たちはロックする準備万端で、その新しいバンドでアメリカを標的にし、征服しようとしていた。